ロゼのスパークリング/阿部遼子

今回はBarのお話というわけで、思い出のお酒の話をひとつ。

私が初めて、ロゼのスパークリングを飲んだのはフランス・リヨンでのこと。
真紅組初の海外、リヨンに行ったときでした。
2日間のイベントステージを終えたら次はもちろん、打ち上げです。
真紅組の発起人でもあり、リヨンのイベントへ参加できるようにあっちこっち働きかけてくれた、かえの自宅で打ち上げをすることになりました。
料理上手のかえにメニューは任せて、私たちをお酒を買うべく近所の酒屋(アルコールショップ)へ。

お店に入ると、奥から出て来てくれたのはいかにもフランス人な若いお兄さんと真っ黒で大きなシェパード。
しどろもどろの英語で通じるのだろうか?と一抹の不安をかかえつつ、(シェパードにもびびりつつ)ワインとシャンパンが欲しいのですが、と言ったところ、とても優しく丁寧に英語で応対してくれたのでした。
最初に予算、種類、本数などを聞いてくれて、希望に合ったワインをすすめてくれます。
その時「シャンパンはその予算ではちょっと難しいです。でも、こちらのスパークリングなら予算より少し出るくらいですし、これはとっても美味しい!お薦めしますよ」
と出してくれたのが、ロゼのシャンパンでした。
「ロゼ」というと「甘い」イメージがあるので、味にかなり不安になる私たち。

なにせ、甘いお酒が苦手な私と古ちゃんと諏訪さんも一緒。
しかし、お酒の味の好みを英語で伝えるのは至難の業・・・。
結局お兄さんを信じる事にして、買って帰りました。

打ち上げでは、乾杯に白のスパークリングとロゼのスパークリングを開封。
で、恐る恐る飲んでみると・・・おいしい!
甘くなく、飲みやすいスパークリングでした。
ちなみに他のワインもすこぶる美味しくて(しかも安い!)お兄さんに感謝したのです。

以降、真紅組の打ち上げや大事なことを決める時には、よくロゼのスパークリングが登場します。
真紅組にとっても私にとっても思い出のお酒です。

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写真は、エディンバラでの打ち上げのお酒たち。

そうそう、大きな黒いシェパードは、とても人懐っこいかわいいワンちゃんでした。
しかし、じゃれてこられると支えられなくてごめんよ。