【カシオペヤ座】Elm

アンドロメダ座が登場したので、今回はカシオペヤ座です。
アンドロメダ姫のお母さんにあたります。
古代エチオピアの王妃カシオペヤです。

アンドロメダは、岩に縛りつけられて
怪物クジラの生贄にされそうになったところを
英雄ペルセウスに助けられるのですが・・・

元凶はお母さんのカシオペヤ王妃です。

娘の美しさが自慢でしょうがなかったお母さん。
ある日ポロっと
「自分の娘は、海の妖精よりも美しい」と言ってしまったもので
海の神ポセイドンが怒って、怪物をエチオピアの国に差しむけます。
基本的に、怒った神様は情け容赦無しなので
その被害たるや国がこのままでは壊滅と思われるほど。

怪物を鎮めるには「アンドロメダ姫を生贄として差し出せ」という
本人じゃないんかい!という冷徹な宣告。

かくして、アンドロメダ姫は岩に縛り付けられることに・・・というお話なのです。

でもね。
カシオペヤ王妃、絶対こう思ってると思うんです。
「本当のことを言って何が悪いの?」「だって、うちの子の方がかわいいじゃない!」
じゃないと、地平線に沈まない星座として罰をあたえられてるはずなのに
あんなに気品漂う姿で優雅に椅子に座ってないですよ。両手あげちゃってるし。

Elmちゃん、思ったことははっきり伝えます。
誤解を恐れることなく、まっすぐにしっかり、きっぱり
「思っていることを伝える」
それが誰でも。きっと神様にだって言える、強い意志を持った人。

全力で、嫌なことは嫌、好きなことは好き!

・・あ、もしかしたらカシオペヤじゃなくて神様の方かも。

Elm
この写真、好きなのです。
※「宵山の音」より