髙島理「求究」 by.野村ますみ

桜も満開を迎え気持ちのいい季節になりましたね。いかがお過ごしでしょうか。
お久しぶりです。私は稽古の度に足腰をやられまくっていますけど何か?野村ますみです。

私がご紹介するキャストは、通称“たかしまん”、“髙島理”氏です。
彼とは気づけば知り合ってから10年を超える長いお付き合い。
芝居未経験で他のジャンル(私はダンス、たかしまんはアクション)から
役者になったという共通点があるせいか、何となく“同志”的な存在。

そんな彼を元号風に漢字二文字で表すなら・・・

求究

その身体能力を存分に使ってキレッキレのアクションをするときも、
役者としてその役どころの心情に向き合うときも、
彼の求めて究める姿勢やその結果がそこにある気がします。
求めすぎて究めすぎて苦悩している姿もよく見かけますが(笑)

きっと今回も苦悩しながらも求めて究めて、
素敵な役を作り上げて舞台に立つことでしょう。
もちろんキレッキレのアクションも健在です。
そんなたかしまんも含めて、今回の『慶應不思議草子』は、見どころ満載。
ぜひぜひご来場をお待ちしております。


松本祐子「剛心」 by.北島顕

松本祐子(通称 マツコ)さんを漢字二文字で表すとしたら、
何となくこんな二文字が出て来ました。その漢字は

「剛心」(ごうしん)
「剛心」は建築用語の一つで、意味を抜粋すると、

【剛心とは建物の、強さの中心のことをいいます。
建物には重さの中心としての「重心」がありますが、
それとは別に、たとえば地震の時に、その地震に耐えようとする、その建物が持っている強さの中心点があります。これを「剛心」と呼びます。】との事。

普段は「おっちょこちょい」と言う名のチャンピオンベルトを幾度となく防衛するほどの強者で、幾多の逸話を残し、(本人の名誉の為、敢えて伏せさせていただきますね。)
多分普通の人なら激怒モノになりそうな事もこうなったら逆に面白くなってくる様は正にエンターテイナー!

「その重心大丈夫か?」的なマツコですが、
物語でのポジション・立ち振舞い方など、今、何をすべきかを自分のスキルを駆使し、しっかりとピースに当てはめる。そんな事をしれっと出来る、しっかりとした考え=「剛心」を持ったそんな方だなと思うんですね。

たとえ、普段のおっちょこちょい=「重心」だったとしても、
もうひとつの考え+スキル=「剛心」がしっかりしているから、
建物として=人として魅力的に映るんだろうなぁと。

ただ・・・その「重心」、もうすこ~しだけしっかりさせて下さいませ。