【カシオペヤ座】Elm

アンドロメダ座が登場したので、今回はカシオペヤ座です。
アンドロメダ姫のお母さんにあたります。
古代エチオピアの王妃カシオペヤです。

アンドロメダは、岩に縛りつけられて
怪物クジラの生贄にされそうになったところを
英雄ペルセウスに助けられるのですが・・・

元凶はお母さんのカシオペヤ王妃です。

娘の美しさが自慢でしょうがなかったお母さん。
ある日ポロっと
「自分の娘は、海の妖精よりも美しい」と言ってしまったもので
海の神ポセイドンが怒って、怪物をエチオピアの国に差しむけます。
基本的に、怒った神様は情け容赦無しなので
その被害たるや国がこのままでは壊滅と思われるほど。

怪物を鎮めるには「アンドロメダ姫を生贄として差し出せ」という
本人じゃないんかい!という冷徹な宣告。

かくして、アンドロメダ姫は岩に縛り付けられることに・・・というお話なのです。

でもね。
カシオペヤ王妃、絶対こう思ってると思うんです。
「本当のことを言って何が悪いの?」「だって、うちの子の方がかわいいじゃない!」
じゃないと、地平線に沈まない星座として罰をあたえられてるはずなのに
あんなに気品漂う姿で優雅に椅子に座ってないですよ。両手あげちゃってるし。

Elmちゃん、思ったことははっきり伝えます。
誤解を恐れることなく、まっすぐにしっかり、きっぱり
「思っていることを伝える」
それが誰でも。きっと神様にだって言える、強い意志を持った人。

全力で、嫌なことは嫌、好きなことは好き!

・・あ、もしかしたらカシオペヤじゃなくて神様の方かも。

Elm
この写真、好きなのです。
※「宵山の音」より

【レチクル座】高島理(mannequineko)

なんだかんだで長いお付き合いです。
たかしまんこと”高島理“さんです。

稽古後にお酒を飲むと、また無性に稽古がしたくなる私の悪癖に
笑いながら真剣に付き合ってくれるお芝居の戦友でもあります。

毎回毎回、どんな役でも向き合い続けて、
いつしか迷宮に入り、その迷宮にも向き合い続けて
本番前にやっと出てくるようなそんな役作りをするたかしまん。

自分が辿り着きたいお芝居に向かって
進んでいきます。

そんな”たかしまん”は「レチクル座

レチクル=望遠鏡の焦点面に貼った十字線
星の位置を測定するための、いわゆる望遠鏡のファインダーです。

南半球の星座に属しているので、日本では
相当南に行かないと見れません。
けれど近くには「大マゼラン雲」があったり
なんだか周辺はとても華やかです。

今回も彼は、自分の中のファインダーを覗きながら
自分の位置を、辿り着きたいその場所を確認しながら
進んでいるのでしょう。

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