松本祐子「剛心」 by.北島顕

松本祐子(通称 マツコ)さんを漢字二文字で表すとしたら、
何となくこんな二文字が出て来ました。その漢字は

「剛心」(ごうしん)
「剛心」は建築用語の一つで、意味を抜粋すると、

【剛心とは建物の、強さの中心のことをいいます。
建物には重さの中心としての「重心」がありますが、
それとは別に、たとえば地震の時に、その地震に耐えようとする、その建物が持っている強さの中心点があります。これを「剛心」と呼びます。】との事。

普段は「おっちょこちょい」と言う名のチャンピオンベルトを幾度となく防衛するほどの強者で、幾多の逸話を残し、(本人の名誉の為、敢えて伏せさせていただきますね。)
多分普通の人なら激怒モノになりそうな事もこうなったら逆に面白くなってくる様は正にエンターテイナー!

「その重心大丈夫か?」的なマツコですが、
物語でのポジション・立ち振舞い方など、今、何をすべきかを自分のスキルを駆使し、しっかりとピースに当てはめる。そんな事をしれっと出来る、しっかりとした考え=「剛心」を持ったそんな方だなと思うんですね。

たとえ、普段のおっちょこちょい=「重心」だったとしても、
もうひとつの考え+スキル=「剛心」がしっかりしているから、
建物として=人として魅力的に映るんだろうなぁと。

ただ・・・その「重心」、もうすこ~しだけしっかりさせて下さいませ。

【稽古4週目】「平成」から「令和」へ

皆様、おはようございます!
気がつけば4月となり、桜も綺麗な花を咲かせ、
いよいよ本格的に春の到来ですね。

そんな中、ついに新元号の発表となりました!

「令和(れいわ)」

最初に聞いたとき、奈良時代~平安時代ぐらいの
元号にありそうな響きだなーなんて思ったら、
「万葉集」の「梅花の歌」が引用根拠ということで、
やっぱりその頃の言葉の響きなのかなぁなんて思いました。

「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」

そんな想いが込められているらしいですね。

これからどんな時代を積み重ねていくかで
この「令和」の持つイメージも変化していくのだろうと思うと、
楽しみであると共に、どこか気が引き締まる、
そんな新元号の発表でした。

さて、そんな訳で「令和元年初公演」となる
慶應不思議草子の稽古にも力が入っております。

いよいよ本格的なシーン稽古も始まり、
実際の作品の姿が少しずつ形になってきております。
(低い姿勢で一列に…何をしているんでしょうね笑)

演出のオーダーも少しずつ明確になってきて、
ここから一気に作品創りが加速していきそうです!

平成から令和に変わるのと同じく、
慶應から明治に変わった幕末の世の中で、
そこに生きた者が何を想って行動したのか、
ぜひ劇場で見届けてくださいね!

あべのハルカス近鉄アート館にて皆様とお会いできることを
楽しみにしております♪