【おおいぬ座】たもつ(シアターOM「うしとら」プロジェクト)

古代の天文学者たちは、夜空でやっと確認できる暗い星を6等星
逆にもっとも明るい星を1等星として
その間を2等星、3等星と分けていきました。

気の長ーーーーいお話。
私なら途中で絶対忘れます。先人たち本当にすごい。

さて、そいて全天には全部で21個の1等星があります。
現代ではより精密に明るさを計測することができて、
地球から見て最も明るく見えるのが、シリウスです。
ギリシャ語で「セイリオス」(焼き焦がすもの)

もちろんギラっとした明るさもあるのでしょうが、
この星が東の空から太陽と共に昇る季節は当時の夏至の頃。
そこから「夏の暑さをもたらすもの」焼き焦がすものとされた説もあります。

たもっちゃんこと”たもつ“さん
真紅組でいろんな姿を見せてくれています。
勝気で酒乱なお姫様から、しっかりした女将さん、世間知らずのお嬢様まで
くるくる変わるお芝居は一緒に舞台にいてもすごく刺激になります。
そしてたもっちゃんに向けて色々チャレンジしたくなる(笑)

さて、シリウスはおおいぬ座の星。
大犬のモデルは沢山の説がありますが、
私が好きなのは名犬レプラス。

猟師・ケファリスの猟犬レラプス。
どんな獣にも追いつく俊足の猟犬。
ある日、どんな猟師も仕留めることのできなかった一匹の狐をレラプスは追い掛けます。

目にもとまらぬ速さで狐を追いかけましたが、その狐にはなかなか追いつけません。
その狐は、レラプスと同じく神からの遣いでした。
もちろん2匹の追いかけっこは勝負がつかず。それを見ていたゼウスが2匹を石に変えます。
この勝負に対して、敗者を作ってしまうのが惜しいと思ったからだそうです。
そして、2匹のうちレラプスを天に上げて星座にしました。

「うしとら」で何年も主人公として、立ち続けるたもっちゃん。
ひときわ明るく輝くシリウス、誰も追いつくことのできない俊足レラプス。

そんな人と舞台上で名勝負をしてみたいと思うのです。

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【てんびん座】愛飢男

愛飢男さん、登場!
初めて出会った時から、15年近く経っています。
今も変わらず年齢や先輩感をを感じさせない
全く変わらない愛さん。

いつの間にか、ツッコミの弟子が10人近く増えているようですが
「背中から感じ取れ」スタイルのため、弟子は育たないご様子。
(ちなみに今回の座組ではケイちゃんとまつこさんが愛さんのお弟子さんです)

言うときはしっかり言います。
ふざけるときは誰よりもふざけます。

それは、お芝居でも。
締めるときは締める。ボケるときは全力で。
ツッコミはタイミング命で。
バランスを計りながら、全体を見ながら。

てんびん座は正邪を計る秤です。
死者の魂を量り、悪に傾いたものを冥府に送ります。

おとめ座のモデルとなっている正義の女神アストラエアが持つ
秤だとも言われています。
おとめ座と関係の深い星座です。

おとめ座・・・古ちゃん!!
言わずもがな、ですよね。

その秤は、計ります。

このシーンの中では、ふざけていいのか締めるのか。
ツッコミのタイミングが早すぎてないか遅すぎていないか。
この芝居の中で、自分の立ち位置はどこか。

それはもう、正確な秤です。

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