皆様、お初にお目にかかります。
真紅組初参戦の、
久しく家にいない従順な平社員、
「久家順平(くがじゅんぺい)」と申します。
名は体を表すと言いますが、見事なまでに平社員にはなりそびれ、
従順とは程遠い役者稼業に身を置く不束者、
いやふしだら者でございます。
辛うじてあまり家にいない事が名を表す唯一の救いでございます。
以後、お見知りおきを。
さて「夢」をテーマにとのことですが、
私、学生卒業後の進路がホテル業界。
恥ずかしながら、サービス業の頂点を目指すという夢を持って入った20代初頭でございます。
配属先は四国香川にあるホテルのレストラン。
サービスを目指す者としてはうってつけの筈…
しかしその夢は儚く崩れ去ります。
外食産業にとって香川県には超える事のできない大きな壁があり、
その巨壁が私の前に立ち塞がりました。
そう、その名を「さぬきうどん」
ステーキやコース料理では到底太刀打ちできない香川の名物。
若い私にはぶっかけうどんが渦を巻いて私の夢を飲み込んでゆく様がはっきりと見えました。
「このままでは私もうどんに飲み込まれる!うどんは飲まれるものではない!飲むものだ!!」
そう直感した私は四国を後にしたのです。
そうして、食事を提供するのではない、うどんにも左右されない、
「私自身」
をサービスとして提供する術として演劇を志すようになりました。
「自分」という商品をお客様に提供する。
これがその後の私の夢でした。
この夢は、舞台への出演や関西の某テーマパーク、某SJのショー出演というカタチで実現されつつあります。
さらなる自身の品質向上を目指して日々精進中の久家順平でございました。
ちなみに現在、私の大の好物は「さぬきうどん」でございます。